歯科金属アレルギーの診断、治療
歯科金属アレルギーの診断、治療
金属アレルギーかどうかをパッチテストなどで検査してアレルギー反応があったら、 その反応の原因となるアレルゲン(アレルギーの原因物質)を除去する必要があります。この診断・治療の流れをご紹介しましょう。
1. アレルゲンを確認
パッチテストの結果から、どの金属がアレルゲン(亜鉛やパラジウムなど)になっているのかを確認します。
2. 口腔内をチェック
アレルゲンである金属が口の中にあるかどうかをチェックします。 口の中の金属について調べるためには特殊な機械が必要になりますが、歯科医なら「どの歯をどのように治療したのか」を調べていくことで 診断することができます。
3. アレルゲンである金属を除去する
アレルギーの原因である金属の詰め物などを取り除いていきます。 とはいえ、本来詰め物などは“簡単に取れることのないように”しっかりとつけられているものなので、 口の中で切る・削るといった作業をする必要があります。
ここで注意!
詰め物などを取り外しているときに、その金属の削り粉が口の中に飛び散ってしまうことがあります。 歯茎や舌、もしかしたら喉から体内に入ってしまう可能性もあるのです。これでは金属アレルギーの症状が悪化してしまいます。
一時的な悪化なら「今除去している金属がアレルゲンである」ということを示しているので問題はないのですが、 あまり症状が酷くなるようでは問題なので「ラバーダム」というカバーを口に被せます。 患部である歯の部分のみをくり抜き、他に削り粉が付着しないようにガードします。
4. 金属が含まれていない物質で再治療する
金属の詰め物などを除去して晴れてメタルフリーとなっても、詰め物などを接着するために使っていた、 歯に付着したままの薬剤・接着剤にも金属成分が含まれている可能性があります。 歯に付着している薬剤・接着剤も完全に除去し、金属成分を含んでいないもの(セラミックなど)につけ替えます。
入れ歯による金属アレルギーの治療
入れ歯によって金属アレルギーが発症した場合の治療法をご紹介します。部分入れ歯と総入れ歯があり、治療法は異なります。
部分入れ歯の場合…
入れ歯を固定させる「クラスプ」というバネは金属が使用されているので、クラスプのない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」 もしくはインプラント治療を行います。
総入れ歯の場合…
一般的な総入れ歯には金属が使用されていません。 ただし補強・薄くするため加工を施している場合は金属が使用されていることがあります。 この場合は加工をしていない入れ歯にするか、インプラント治療を行います。 また、ブリッジの場合も同様に金属が含まれているためインプラント治療をすることになります。
金属アレルギーの検査情報は「金属アレルギーの検査について」のページをご覧ください。
金属アレルギー 治療前と治療後

治療前

治療後

治療前

治療後

治療前

治療後

治療前

治療後



